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Japanisch Ausgabe

Literatur

徒然草

BooksWhale-Ausgabe auf Japanisch von Yoshida Kenkō

BooksWhale が読みやすく整理した吉田兼好『徒然草』の日本語原文版です。オンライン読書、EPUB、PDF に対応します。

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Über das Buch

BooksWhale が読みやすく整理した吉田兼好『徒然草』の日本語原文版です。オンライン読書、EPUB、PDF に対応します。

BooksWhale-Ausgabe

Wie diese Ausgabe vorbereitet wurde

Diese Ausgabe basiert auf einem gemeinfreien Text und wurde von BooksWhale für digitales Lesen vorbereitet.

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Yoshida Kenkō starb 1350; BooksWhale dokumentiert diesen Gemeinfreiheitskontext vor der digitalen Aufbereitung.

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徒然草

吉田兼好

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序段

つれづれなるまゝに、日暮らし、硯に向ひて、心に移り行くよしなしごとを、そこはかとなく書きつくれば、怪しうこそ物狂ほしけれ。

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第一段

いでや、この世に生れては、願はしかるべきことこそ多かめれ。

帝の御位はいともかしこし。竹の園生の末葉まで、人間の種ならぬぞやんごとなき。一の人の御有様はさらなり、ただ人も、舎人などたまはる際は、ゆゆしと見ゆ。その子・孫までは、はふれにたれど、なほなまめかし。それより下つ方は、ほどにつけつつ、時に逢ひ、したり顔なるも、みづからはいみじと思ふらめど、いと口惜し。

法師ばかり羨しからぬものはあらじ。「人には木の端のやうに思はるるよ」と清少納言が書けるも、げにさることぞかし。勢猛に、のゝしりたるにつけて、いみじとは見えず。増賀聖のいひけんやうに、名聞くるしく、佛の御教に違ふらむとぞ覚ゆる。ひたふるの世すて人は、なかなかあらまほしき方もありなん。

人は、かたち・有樣の勝れたらんこそ、あらまほしかるべけれ。物うち言ひたる、聞きにくからず、愛敬ありて、言葉多からぬこそ、飽かず向はまほしけれ。めでたしと見る人の、心劣りせらるゝ本性見えんこそ、口をしかるべけれ。

人品・容貌こそ生れつきたらめ、心はなどか、賢きより賢きにも、移さば移らざらん。かたち・心ざまよき人も、才なくなりぬれば、しなくだり、顔憎さげなる人にも立ちまじりて、かけずけおさるゝこそ、本意なきわざなれ。

ありたき事は、まことしき文の道、作文・和歌・管絃の道、また有職に公事の方、人の鏡ならんこそいみじかるべけれ。手など拙からず走りかき、聲をかしくて拍子とり、いたましうするものから、下戸ならぬこそ男はよけれ。

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第二段

いにしへの聖の御代の政をも忘れ、民の愁へ、國のそこなはるゝをも知らず、萬にきよらを盡して、いみじと思ひ、所狹きさましたる人こそ、うたて、思ふところなく見ゆれ。

「衣冠より馬・車に至るまで、あるにしたがいて用ゐよ。美麗を求むることなかれ」とぞ、九條殿の遺誡にも侍る。順徳院の、禁中の事ども書かせ給へるにも、「おほやけの奉物は、おろそかなるをもてよしとす」とこそ侍れ。

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第三段

萬にいみじくとも、色好まざらん男は、いとさうざうしく、玉の巵の底なき心地ぞすべき。

露霜にしほたれて、所さだめず惑ひ歩き、親のいさめ、世の謗りをつゝむに心のいとまなく、合ふさ離るさに思ひ亂れ、さるは獨り寢がちに、まどろむ夜なきこそ、をかしけれ。

さりとて、一向たはれたる方にはあらで、女にたやすからず思はれんこそ、あらまほしかるべき業なれ。

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第四段

後の世の事、心に忘れず、佛の道うとからぬ、心にくし。

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第五段

不幸に愁に沈める人の、頭おろしなど、ふつゝかに思ひとりたるにはあらで、有るか無きかに門さしこめて、待つこともなく明し暮らしたる、さるかたにあらまほし。

顯基中納言のいひけん、「配所の月、罪なくて見ん事」、さも覚えぬべし。

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第六段

我が身のやんごとなからんにも、まして數ならざらんにも、子といふもの無くてありなん。

前中書王・九條太政大臣・花園左大臣、皆族絶えん事を願ひ給へり。染殿大臣も、「子孫おはせぬぞよく侍る。末の後れ給へるは、わろき事なり」とぞ、世繼の翁の物語にはいへる。聖徳太子の御墓を、かねて築かせ給ひける時も、「こゝをきれ、かしこを斷て。子孫あらせじと思ふなり」と侍りけるとかや。

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第七段

あだし野の露消ゆる時なく、鳥部山の煙立ちさらでのみ住み果つる習ひならば、いかに、物の哀れもなからん。世は定めなきこそいみじけれ。

命あるものを見るに、人ばかり久しきはなし。かげろふの夕を待ち、夏の蝉の春秋を知らぬもあるぞかし。つくづくと一年を暮らす程だにも、こよなうのどけしや。飽かず、惜しと思はば、千年を過すとも、一夜の夢の心地こそせめ。住みはてぬ世に、醜きすがたを待ちえて、何かはせん。命長ければ辱多し。長くとも四十に足らぬほどにて死なんこそ、目安かるべけれ。

そのほど過ぎぬれば、かたちを恥づる心もなく、人に出でまじらはん事を思ひ、夕の日に子孫を愛して、榮行く末を見んまでの命をあらまし、ひたすら世を貪る心のみ深く、物のあはれも知らずなり行くなん、浅ましき。

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第八段

世の人の心を惑はすこと、色欲には如かず。人の心は愚かなるものかな。

匂ひなどは假のものなるに、しばらく衣裳に薫物すと知りながら、えならぬ匂ひには、必ず心ときめきするものなり。久米の仙人の、物洗ふ女の脛の白きを見て、通を失ひけんは、まことに手足・膚などのきよらに、肥え膏づきたらんは、外の色ならねば、さもあらんかし。

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第九段

女は髪のめでたからんこそ、人の目だつべかめれ。人の程、心ばへなどは、もの言ひたるけはひにこそ、物越しにも知らるれ。

事に觸れて、うちあるさまにも、人の心をまどはし、すべて女の、うちとけたる寝も寝ず、身を惜しとも思ひたらず、堪ふべくもあらぬ業にもよく堪へ忍ぶは、たゞ色を思ふがゆゑなり。

まことに、愛著の道、その根深く、源遠し。六塵の樂欲多しといへども、皆厭離しつべし。その中に、たゞ、かの惑ひのひとつ止めがたきのみぞ、老いたるも若きも、智あるも愚かなるも、変はる所なしとぞ見ゆる。

Inhaltsverzeichnis

In dieser Ausgabe

  1. 01Full text
  2. 02序段
  3. 03第一段
  4. 04第二段
  5. 05第三段
  6. 06第四段
  7. 07第五段
  8. 08第六段
  9. 09第七段
  10. 10第八段
  11. 11第九段
  12. 12第十段
  13. 13第十一段
  14. 14第十二段
  15. 15第十三段
  16. 16第十四段
  17. 17第十五段
  18. 18第十六段
  19. 19第十七段
  20. 20第十八段
  21. 21第十九段
  22. 22第二十段
  23. 23第二十一段
  24. 24第二十二段
  25. 25第二十三段
  26. 26第二十四段
  27. 27第二十五段
  28. 28第二十六段
  29. 29第二十七段
  30. 30第二十八段
  31. 31第二十九段
  32. 32第三十段
  33. 33第三十一段
  34. 34第三十二段
  35. 35第三十三段
  36. 36第三十四段
  37. 37第三十五段
  38. 38第三十六段
  39. 39第三十七段
  40. 40第三十八段
  41. 41第三十九段
  42. 42第四十段
  43. 43第四十一段
  44. 44第四十二段
  45. 45第四十三段
  46. 46第四十四段
  47. 47第四十五段
  48. 48第四十六段
  49. 49第四十七段
  50. 50第四十八段
  51. 51第四十九段
  52. 52第五十段
  53. 53第五十一段
  54. 54第五十二段
  55. 55第五十三段
  56. 56第五十四段
  57. 57第五十五段
  58. 58第五十六段
  59. 59第五十七段
  60. 60第五十八段
  61. 61第五十九段
  62. 62第六十段
  63. 63第六十一段
  64. 64第六十二段
  65. 65第六十三段
  66. 66第六十四段
  67. 67第六十五段
  68. 68第六十六段
  69. 69第六十七段
  70. 70第六十八段
  71. 71第六十九段
  72. 72第七十段
  73. 73第七十一段
  74. 74第七十二段
  75. 75第七十三段
  76. 76第七十四段
  77. 77第七十五段
  78. 78第七十六段
  79. 79第七十七段
  80. 80第七十八段
  81. 81第七十九段
  82. 82第八十段
  83. 83第八十一段
  84. 84第八十二段
  85. 85第八十三段
  86. 86第八十四段
  87. 87第八十五段
  88. 88第八十六段
  89. 89第八十七段
  90. 90第八十八段
  91. 91第八十九段
  92. 92第九十段
  93. 93第九十一段
  94. 94第九十二段
  95. 95第九十三段
  96. 96第九十四段
  97. 97第九十五段
  98. 98第九十六段
  99. 99第九十七段
  100. 100第九十八段
  101. 101第九十九段
  102. 102第百段
  103. 103第百一段
  104. 104第百二段
  105. 105第百三段
  106. 106第百四段
  107. 107第百五段
  108. 108第百六段
  109. 109第百七段
  110. 110第百八段
  111. 111第百九段
  112. 112第百十段
  113. 113第百十一段
  114. 114第百十二段
  115. 115第百十三段
  116. 116第百十四段
  117. 117第百十五段
  118. 118第百十六段
  119. 119第百十七段
  120. 120第百十八段
  121. 121第百十九段
  122. 122第百二十段
  123. 123第百二十一段
  124. 124第百二十二段
  125. 125第百二十三段
  126. 126第百二十四段
  127. 127第百二十五段
  128. 128第百二十六段
  129. 129第百二十七段
  130. 130第百二十八段
  131. 131第百二十九段
  132. 132第百三十段
  133. 133第百三十一段
  134. 134第百三十二段
  135. 135第百三十三段
  136. 136第百三十四段
  137. 137第百三十五段
  138. 138第百三十六段
  139. 139第百三十七段
  140. 140第百三十八段
  141. 141第百三十九段
  142. 142第百四十段
  143. 143第百四十一段
  144. 144第百四十二段
  145. 145第百四十三段
  146. 146第百四十四段
  147. 147第百四十五段
  148. 148第百四十六段
  149. 149第百四十七段
  150. 150第百四十八段
  151. 151第百四十九段
  152. 152第百五十段
  153. 153第百五十一段
  154. 154第百五十二段
  155. 155第百五十三段
  156. 156第百五十四段
  157. 157第百五十五段
  158. 158第百五十六段
  159. 159第百五十七段
  160. 160第百五十八段
  161. 161第百五十九段
  162. 162第百六十段
  163. 163第百六十一段
  164. 164第百六十二段
  165. 165第百六十三段
  166. 166第百六十四段
  167. 167第百六十五段
  168. 168第百六十六段
  169. 169第百六十七段
  170. 170第百六十八段
  171. 171第百六十九段
  172. 172第百七十段
  173. 173第百七十一段
  174. 174第百七十二段
  175. 175第百七十三段
  176. 176第百七十四段
  177. 177第百七十五段
  178. 178第百七十六段
  179. 179第百七十七段
  180. 180第百七十八段
  181. 181第百七十九段
  182. 182第百八十段
  183. 183第百八十一段
  184. 184第百八十二段
  185. 185第百八十三段
  186. 186第百八十四段
  187. 187第百八十五段
  188. 188第百八十六段
  189. 189第百八十七段
  190. 190第百八十八段
  191. 191第百八十九段
  192. 192第百九十段
  193. 193第百九十一段
  194. 194第百九十二段
  195. 195第百九十三段
  196. 196第百九十四段
  197. 197第百九十五段
  198. 198第百九十六段
  199. 199第百九十七段
  200. 200第百九十八段
  201. 201第百九十九段
  202. 202第二百段
  203. 203第二百一段
  204. 204第二百二段
  205. 205第二百三段
  206. 206第二百四段
  207. 207第二百五段
  208. 208第二百六段
  209. 209第二百七段
  210. 210第二百八段
  211. 211第二百九段
  212. 212第二百十段
  213. 213第二百十一段
  214. 214第二百十二段
  215. 215第二百十三段
  216. 216第二百十四段
  217. 217第二百十五段
  218. 218第二百十六段
  219. 219第二百十七段
  220. 220第二百十八段
  221. 221第二百十九段
  222. 222第二百二十段
  223. 223第二百二十一段
  224. 224第二百二十二段
  225. 225第二百二十三段
  226. 226第二百二十四段
  227. 227第二百二十五段
  228. 228第二百二十六段
  229. 229第二百二十七段
  230. 230第二百二十八段
  231. 231第二百二十九段
  232. 232第二百三十段
  233. 233第二百三十一段
  234. 234第二百三十二段
  235. 235第二百三十三段
  236. 236第二百三十四段
  237. 237第二百三十五段
  238. 238第二百三十六段
  239. 239第二百三十七段
  240. 240第二百三十八段
  241. 241第二百三十九段
  242. 242第二百四十段
  243. 243第二百四十一段
  244. 244第二百四十二段
  245. 245第二百四十三段

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