
giapponese Edizione
Letteratura
風流仏
Edizione BooksWhale in giapponese di Kōda Rohan
幸田露伴初期の代表作として、芸術、信仰、恋情を濃密な文体で描く明治小説。
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Introduzione al libro
風流仏
風流仏は、幸田露伴の名を高めた初期作品です。仏師をめぐる芸術的情熱、宗教的想像力、恋愛感情が交錯し、明治文学の華麗な文体を味わえます。
Edizione BooksWhale
Come è stata preparata
Questa edizione si basa su un testo di pubblico dominio ed è stata preparata da BooksWhale per la lettura digitale.
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幸田露伴は1947年に没し、本作は1889年に発表されました。これらの年代は、この版のパブリックドメイン根拠を支えます。
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風流仏
Kōda Rohan
Capitolo in anteprima発端 如是我聞Anteprima
発端 如是我聞
Capitolo in anteprima上 一向専念の修業幾年Anteprima
三尊四天王十二童子十六羅漢さては五百羅漢、までを胸中に蔵めて鉈小刀に彫り浮かべる腕前に、運慶も知らぬ人は讃歎すれども鳥仏師知る身の心耻かしく、其道に志す事深きにつけておのが業の足らざるを恨み、爰日本美術国に生れながら今の世に飛騨の工匠なしと云わせん事残念なり、珠運命の有らん限りは及ばぬ力の及ぶ丈ケを尽してせめては我が好の心に満足さすべく、且は石膏細工の鼻高き唐人めに下目で見られし鬱憤の幾分を晴らすべしと、可愛や一向専念の誓を嵯峨の釈迦に立し男、齢は何歳ぞ二十一の春是より風は嵐山の霞をなぐって腸断つ俳諧師が、蝶になれ/\と祈る落花のおもしろきをも眺むる事なくて、見ぬ天竺の何の花、彫りかけて永き日の入相の鐘にかなしむ程凝り固っては、白雨三条四条の塵埃を洗って小石の面はまだ乾かぬに、空さりげなく澄める月の影宿す清水に、瓜浸して食いつゝ歯牙香と詩人の洒落る川原の夕涼み快きをも余所になし、徒らに垣をからみし夕顔の暮れ残るを見ながら白檀の切り屑蚊遣りに焼きて是も余徳とあり難かるこそおかしけれ。顔の色を林間の紅葉に争いて酒に暖めらるゝ風流の仲間にも入らず、硝子越しの雪見に昆布を蒲団にしての湯豆腐を粋がる徒党にも加わらねば、まして島原祇園の艶色には横眼遣い一トつせず、おのが手作りの弁天様に涎流して余念なく惚れ込み、琴三味線のあじな小歌は聞もせねど、夢の中には緊那羅神の声を耳にするまでの熱心、あわれ毘首竭摩の魂魄も乗り移らでやあるべき。かくて三年ばかり浮世を驀直に渡り行れければ、勤むるに追付く悪魔は無き道理、殊さら幼少より備っての稟賦、雪をまろめて達摩を作り大根を斬りて鷽の形を写しゝにさえ、屡人を驚かせしに、修業の功を積し上、憤発の勇を加えしなれば冴し腕は愈々冴え鋭き刀は愈鋭く、七歳の初発心二十四の暁に成道して師匠も是までなりと許すに珠運は忽ち思い立ち独身者の気楽さ親譲りの家財を売ってのけ、いざや奈良鎌倉日光に昔の工匠が跡訪わんと少し許の道具を肩にし、草鞋の紐の結いなれで度々解くるを笑われながら、物のあわれも是よりぞ知る旅。
Indice
In questa edizione
- 01Full text
- 02発端 如是我聞
- 03上 一向専念の修業幾年
- 04下 苦労は知らず勉強の徳
- 05第一 如是相
- 06第二 如是体
- 07第三 如是性
- 08上 母は嵐に香の迸る梅
- 09下 子は岩蔭に咽ぶ清水よ
- 10第四 如是因
- 11上 忘られぬのが根本の情
- 12下 思いやるより増長の愛
- 13第五 如是作
- 14上 我を忘れて而生其心
- 15下 弱に施すに能以無畏
- 16第六 如是縁
- 17上 種子一粒が雨露に養わる
- 18下 若木三寸で螻蟻に害う
- 19第七 如是報
- 20第八 如是力
- 21上 楞厳呪文の功も見えぬ愛慾
- 22下 化城諭品の諫も聴ぬ執着
- 23第九 如是果
- 24上 既に仏体を作りて未得安心
- 25下 堅く妄想を捏して自覚妙諦
- 26第十 如是本末究竟等
- 27上 迷迷迷、迷は唯識所変ゆえ凡
- 28下 恋恋恋、恋は金剛不壊なるが聖
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